土地を相続するときには、相続登記をしなければいけません。不動産は基本的に登記をしなければ、その権利を善意の第三者相手に主張することができなくなります。忘れずに登記はしておく必要があります。ただ、自分で登記をする必要はありません。
他の誰かに代わってしてもらうことができるわけです。通常は司法書士に仕事を依頼することとなります。司法書士は、登記のスペシャリストなので、ミスなく作業を終わらせてくれることでしょう。資格がない人に依頼をするのも大丈夫ですが、その場合には無料にて行ってもらわなければいけません。
登記作業で報酬を得られるのは、司法書士や弁護士だけです。プロに仕事を依頼するときには、まずは委任状というものを作成します。これは、真にその人に仕事を依頼したことを証明する書類のことです。かなり重要な書面になるので、最低限の書き方は覚えておくといいかもしれません。
司法書士はこの書類の書き方も熟知しているので、直接指導を受けながら作成していくといいでしょう。ちなみにこの書類は、必ず本人が自筆で名前を書かなければいけないことになっています。それほど重要な書類だということです。
重要過ぎるので、改ざんされないように注意する必要もありますね。不動産は値段が高いものですから、委任状を改ざんされて、自分に不利な登記をされてしまっては最悪です。数千万円の損失になる可能性が高いですから、慎重な取り扱いが求められます。