葬儀の受付を依頼されることは、人生の中で数えるほどしかないのが一般的です。もしも依頼を受けた時は、失礼にならないためにもマナーをしっかり頭に入れた上で対応するようにしましょう。まず、服装は葬儀に参列するときと同様の服装で問題はありません。
男性は黒のスーツを、女性は黒のスーツやワンピース、アンサンブルなどを着用しましょう。光沢のある靴を避け、3センチほどの控え目な高さのヒールを選ぶと安心です。また、お辞儀をするときに髪が邪魔にならないように、長い髪をまとめておくことも大切です。
もちろん、正しい言葉遣いや立ち居振る舞いも重要なポイントになります。受付に立っているときは、遺族側の立場になりますので、参列者に対して失礼のないように丁寧に振る舞うようにしましょう。さらに、重ね重ねなどの忌み言葉を使わないようにしたり、仏式のお葬式の場合は迷うなどの言葉を使わないなど、挨拶をするときは細かな点まで注意しなければいけません。もしも不安な場合は、あらかじめインターネットで葬儀の受付を依頼されたときに知っておきたいマナーに目を通しておくと安心です。もちろん、会場への誘導も大切な仕事の一つなので、葬儀会場のレイアウトや、トイレや待合室の場所も忘れずに確認しておきましょう。