葬儀とは、故人をこの世からあの世へ送り、ご冥福をお祈りする儀式です。内容は様々あり、「華やかにする」「質素にする」はもちろんですが、「式中に好きな音楽を流す」ことも出来ます。通常は、通夜の翌日(ご臨終から4日目)に行われます。
遺族と喪主は、開始1時間前に準備を行い、受付の準備や担当者との最終確認をします。この時に、弔辞の順番や弔電の名前を最終確認し、参列者を開始15分から20分前に着席させます。座席位置は、祭壇に向かって右側に遺族や親族、左側に親しい友人や世話役です。
葬儀が開始し、僧侶が入場すると、合掌して黙礼で迎えます。その後は僧侶の読経になりますが、時間は宗派によって異なり、30分から60分の間です。弔電や弔辞の時間が来たら、司会者は弔辞者が指定された位置へ立つように指示します。
弔辞を述べ、奉読後は弔辞を祭壇に供える流れです。弔電は、司会者が数通読み、残りは名前のみ読み上げます。次は焼香の時間です。焼香は喪主から始まり、遺族親族と近い関係者の順になります。その後は一般参列者です。焼香が終わると、僧侶は退出します。その時も合掌して見送ると閉式です。閉式後は遺族、親族は斎場でお別れの儀に参列し、一般参列者は、斎場で出棺を待ちます。これで葬儀は終了です。